除湿だけじゃダメだった!レンズにカビが生えたのでトーリハンの防湿庫(H-110D)を買うまでレビュー
カメラって不思議なもので、その要所要所で必要になるレンズが増えていくと出番がなくなるレンズが出てくるわけですね。そんな可哀想な子を長期間放置していたら、いつの間にかダークサイド(カビが生えてた)に蝕まれておりまして、高い高い防湿庫(ドライ・キャビ)なるものを買ってしまったというエピソードです。
どんな状態で保管してたの?
はい、ティーストのレンズフィルターはきちっとした大型の防湿庫で保管しておりますが、当方そんなお金もありません上に日々増えていくレンズ様を保管していくスペースもなくてですね。
AKIBA SELECTION
こんな感じのハイブリッド式除湿機をかけ続けております。フル稼働過ぎてタンクの中は常に水でいっぱいでございます。
カメラ用のドライボックス
湿度計と、ドライボックスの中に除湿剤を入れて管理していたのですけども・・・。
半年以上使っていないレンズにカビが生えておりまして、何ともやっちまった状態。常に主力で活躍してくれる
Canon EFレンズ EF24-105mm F4L IS USM ズームレンズ
この子がダークサイドに落ちたらショックで死ぬところですね。とにかく、除湿機もかけているしメンテナンスは怠っていたとしても、原因がさっぱりだったので色々と調べてみたら、
何故カメラのレンズにカビがはえるの?? - 楽天 みんなで解決!Q&A
うぉ・・・、除湿だけではダメじゃんこれ・・・('A') っとなりまして防湿庫検討なわけです。
防湿庫メーカーは2社あります。
所有レンズも10本程度になってきたこともあり実際に店頭で大きさや、使いやすさを確認しながら品定めを行いました。まず、この防湿庫を取り扱っている大手メーカーさんは、東洋リビング社さんと、トーリハン社さんがございまして、東洋さんの方が老舗のメーカーのようです。昭和49年創業。
今回検討した製品を比較してみます。
東洋リビング オートクリーンドライ 防湿庫 ED-120CDB ブラック 118L
幅419×高さ861×奥行339mm
執筆時のアマゾン価格は:¥ 38,360
【H-110D-MII】トーリハン 中型防湿庫
400×384×918mm
執筆時のアマゾン価格は:¥ 36,000
という両製品を実際に店舗で検討させていただきました。中型というだけはあってなかなかの容量です!奥行もあり一眼ボディであれば1段に4~6台は置けるかと。
この2機ですが、価格も、寸法も、ほぼ同じくらい。消費電力は1日1円という驚きの安さでございます。また、オートクリーンドライという可視光応答型の光触媒による細菌やウィルスを分解除去してくれる機能がついており、除湿だけではなくカビの侵食にも効果はありそうな感じです。※ちなみに、店員の話ですがこの光触媒は東洋が先に導入して、最近になってトーリも導入したそうです。
んで、この二つの製品を比べて感じたのが、東洋は引き出し型でトーリハンは固定型になっています。東洋の引き出し型は便利なのですけど、一台数十万するカメラを引き出して使うかのか疑問でして、かつ引き出しするスペースが意外と大きく、『もっとレンズ入るんじゃないの?』っと感じました。一方トーリの方ですが、基本固定なのでレンズを縦にしても問題はなく、扉も上下で分かれている(除湿は分岐されていない)ので使いやすさも良かったです。
という理由によりトーリハンのH-110を購入させていただきましたよ。('A')ノちょっとだけ安いしね。
絶賛稼働!
送られてきた、ダンボールでけぇ・・、
こちらが上で(7Dの横にMarkⅢを置いてます)
下には収納スペースがついてまして、バッテリーやらCFカード類を入れてみました。
左の数字が防湿庫内の湿度で右が外の湿度になります。('A') 冬の場合だと外の湿度の方が低い時が多いみたいですね。カビでお亡くなりになったレンズはメンテナンスしまして、何とか復調。みんなと一緒に防湿庫へIN。!
除湿装置は室内の下部に設置されていて、低湿度~高湿度までを切り替えできるようになっています。もちろん無音です。
以上、これから到来する梅雨の時期を前にカメラマンの皆さんは是非備えてみてはいかがでしょうかー。今回はカメラだけの紹介でしたけれど、絵画やノートPCや楽器などを管理するのに使っている人も多いとかです。('A')ノ おしまい。