ペーパーレスと紙媒体の衰退か、タウンマーケットが2008年から開始した宅配チラシサービスを終了
引っ越しをしたついでに、リクルートから提供されている地域宅配チラシサービスを申し込んだら、先日サービス終了の通知があってビックリしたsusi-paku です。('A')
仕事でDTPもやっている関係、なんかペーパーレス時代の波をもろに受けたのかなぁっと感じるわけです。
Town Marketは街の広告・チラシの情報サイトです-
新聞読まない人に地域のチラシを配ってみるサービス
着目したところはこんな点でしょうか。
定期的に無料で地域限定の広告チラシが自宅に郵送されるので、インターネット世代や新聞もテレビもない人には一見すごい便利なサービスだと感じるわけです。
どうしてこうなった。
さて、2008年3月からスタートしたサービスは急きょ2011年2月25号を持って終了と告知。
【実際に届いた通知書】
サイトでも告知されています。
リクルートからのお知らせ | タウンマーケット・宅配サービス終了のお知らせ - RECRUIT
広告収入の減少、伴う印刷コストと郵送コストによる赤字が主な理由でしょうか。
ユーザーが増えれば増えるだけ、印刷コストも郵送コストもあがるので、相乗するように広告収入が増えなければいけないわけです。
新聞のニュースや情報はネットや携帯で入手できるので、地域情報に特化したサービス提供というのは素晴らしいんですが、 知人から聞くには
パチンコ系の広告が目立ち、ちょっと離れた場所のスーパーマーケットのチラシ広告などが多く入るようになり、タウンマーケットが届いても利用しないでゴミ箱ぽい という事を言ってました。
新聞を取っている人も同様の回答が多く
やはり日刊で届く紙媒体を超える事は難しかったのかと感じます。
65万人の利用ユーザーを持ってもつぶれるサービス
【登録したらamazon のギフトカードもらえた当選メール】
本メールは「会員65万人突破記念新規入会キャンペーン!」期間中に
TownMarket宅配サービスに新規登録された方にお送りしております。
この度は「会員65万人突破記念新規入会キャンペーン!」 にて新規ご登録いただき、まことにありがとうございます。 厳正なる抽選の結果、「Amazon(R)ギフト券」にご当選されました。
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という当選のメールを昨年の12月にもらい、事業も順調かと思いきや、大コケしたのかの詳細はわからないけれど、その3か月後にサービス終了ですから、ユーザーを獲得しても相応に収益を向上することはできなかったですね。
着目点は良かったけれど、
広告を払える企業がなければ運営できないわけで、ユーザーへ郵送することもままならなくなります。
新聞は広告が無くても単体の新聞として機能するので、メーンとなるボリュームがなくなり、ユーザー離れと広告出しませんか?の営業がいつの間にかユーザーはおいてけぼりの媒体になってしまったように感じます。
もっとマクロに、地元のお肉屋くらいまで視野を広げ、名の通りタウン(町)のマーケット(商店街)として広く告知される事が地域活性化にも繋がるのではないか、相乗して利用者をUPさせるんじゃないかと感じたわけです。
また、GIGAZINEの未来への暴言に書かれていた パトロンモデルというのはこういう分野こそ確立するのではないかとも思います。
リクルートが上場していれば四季報とか見れたのに。。っと残念がるんですが、今後はWEB上のみで情報発信サイトを継続していくそうです。
次なる発展を願います。('A')おしまい。