【どうしてこうなった】デザフェス37『受付開始するお(早い者勝ち』→参加者殺到→サーバーダウンして1月に延期!
まさかデザインフェスタのネタでこんな記事を書くとは思わなかった・・・('A')n
先週、デザインフェスタ36が終了し、週末に37の受付が開始されました。うちのブースに来てくれた方やブログ(反省会)を読んでくれた方々から、『次回のデザインフェスタに参加してみたいです』みたいな事を言われた経緯もあり、個人的に応援したいと眺めていたら、受付開始直後5分もせずアクセス過多によりサーバーダウンというY!砲でも受けたごとくデータベースエラーが表示される状態でございました。
結局、来年の1月に受付延期という運びになったようで、以前うちでも同じように(ホットパンツ協会やぱくたそ)アクセス過多を味わった経験から、今回の件(サーバーの状態など)を確認してみました。
なんでアクセス過多になったか。
先日ブログにも書かせていただいたとおり、デザインフェスタはお金を払えば誰でも参加する事ができる比較的敷居の低いイベントです。(出展費用は結構するけど)
審査や抽選なども無いため、申し込みが早い順にブースが埋まっていくわけでございます。また、早ければ早いほど、来客が多い1Fになる確率も高い(と噂されている)為か、前回の申込も受付開始から30分のサーバーダウンが発生したようです。
簡単ですが、今回の流れを描いてみました。
っとまぁ、こんな感じです。
受付開始スタートから1時間くらいで復旧するかなと見守っておりましたが、なかなか繋がらず・・・twitter 上では #デザフェス繋がらない というハッシュタグもできる盛り上がりw
電話も話し中で繋がらない、FAXもダメ、結局、2日間サイトも表示されず、翌日の18日(日曜日)は原宿オフィスに直接申込する人で溢れ返っておりました。
(見づらいけど、階段から2Fまで人でいっぱいです。このあとバイクのバッテリーが上がってJAF呼ぶという運のなさ。w)
ぱくたその標本箱を作った作家の shiosio さんが次回は個人で参加するとの事で、原宿まで送迎した時に撮ってみました。皆さん考える事は同じなのね。
無事にお申し込みできたみたいですが、時間が無かった人や地方に住んでいる人からは不平不満で溢れかえるTL。
@susipaku デザフェスのサイトにF5アタックかけるのを我慢するかわりに、想いをコレにぶつけましたw
-- 稲葉是禎(バウアー稲葉)さん (@core178) 11月 19, 2012
稲葉さんは、データベース接続確率エラー のディスったTシャツ作っとるしw
その結果、一旦申込受付を休止して、来年1月に再度再開するという異例の対応となりました。
http://designfesta.com/
文中には既に5割程度のお申し込み状況となっているそうですなー。早い者順で1Fから埋まっていくとしたら、半分は埋まっていると仮定して、これから申し込む人は4Fになる可能性が高いかもしれませんねー。(噂ですけど)
このくらいでアクセス過多ってどうなの?
今回デザインフェスタさんがアクセス過多でトラブル発生なわけですけど、前回の受付でも30分程度のサーバーダウンが発生した経験は生かされていなかったのだろうかと心配になりながら、現在のサーバー状況などを調べてみることにしました。
こちらは、aguse からドメインの情報を調べてみました。サーバーは drive.ne.jp を使っているんですね。
お客様導入実例のところにデザインフェスタさんが紹介されていました。('A') 提携されているのでしょうかね。ちなみに、このDrive Network というサーバー屋さんですが、
国内では数少ないアダルトサイトも運営可能なレンタルサーバーでございます。他のレンサバに比べて割高ですねー。なぜ、デザフェスがこのレンサバを選択しているのか疑問です。アダルト可だからかレンタルサーバーには珍しく転送量制限もかかっています。
無料のコースだと1日の転送量が1GB、最大で10GB/日となっており。この容量を超えた場合、
【収容サーバの稼働状況により著しく CPU, メモリおよび帯域を費消すると判断した場合は、予告なく帯域制限または同時接続数の制限を行う場合があります。予めご了承ください。】
共有レンタルサーバ | 共有レンタルサーバ ドライブネットワーク
っとの事です。専用サーバーも用意されているみたいですが、月額42,000~と高額なので、こちらのレンタルサーバーを利用しているところでしょうかね。
サイトをリニューアルした影響?
さて、サーバーがアレな感じなのはわかったので、今度はなぜサイトに繋がらなかったのか、むしろ開始5分も立たずに逝ったのか検証してみたいと思います。
まず、デザインフェスタは前回の開催から大分リニューアルしました。
フルスクリーンで画像をふんだんに使っていますねー。('A') 1ページのファイルサイズが大きそうだね。
WPのテンプレートを利用しているようで、受付中に何度かこのような記述のエラーが表示されました。
Fatal error: Uncaught exception 'Exception' with message 'getPDO() is fail' in /home/cs10519/designfesta.com/htdocs/order/vol37/p/functions2.php:19 Stack trace: #0 /home/cs10519/designfesta.com/htdocs/order/vol37/p/functions2.php(32): getPDO() #1 /home/cs10519/designfesta.com/htdocs/designfesta/wp-content/themes/df/page-app-booth.php(15): getUrikireListInKeisiki('37', '01', Array) #2 /home/cs10519/designfesta.com/htdocs/designfesta/wp-includes/template-loader.php(43): include('/home/cs10519/d...') #3 /home/cs10519/designfesta.com/htdocs/designfesta/wp-blog-header.php(16): require_once('/home/cs10519/d...') #4 /home/cs10519/designfesta.com/htdocs/index.php(17): require('/home/cs10519/d...') #5 {main} thrown in /home/cs10519/designfesta.com/htdocs/order/vol37/p/functions2.php on line 19
WPのデータベースエラーが表示されとりますね。やっぱりアクセス過多により処理しきれなかったのでしょうか、何だかファーストサーバーの件でもあったように、『WPでは無く、movabletype (静的)を使えばこのようにならなかったかも・・・』っという事は12月に開催されるMT-CAFEで発言するとして、
12:00になった瞬間にサーバーダウンしている状況なので、試しに1ページのファイルサイズを確認してみたところ。
デザインフェスタのトップページは アートイベント デザインフェスタ | Art Event Design Festa
トータルページサイズが2.31MB
出展者の申込ページについては アートイベント デザインフェスタ | Art Event Design Festa | 出展のお申込み
トータルページサイズは 8.82MB!!
今のトップページはお詫びのメッセージが表示されているので以前よりはファイルサイズが小さいにしろ、トップページ→申込ページを閲覧しただけで10MBとか大きすぎてワロタ。w
ちなみに現在はサクラVPSで動かしている 日本ホットパンツ協会 はMTで構築しているもアクセス過多で半日ほど落ちていたわけですが、ファイルサイズは2.12MBとデザインフェスタのページよりは小さい感じです。
同時接続が少なく見積もって200人だとしたら、200人 x 10MBで 2,000MB=2GBとなり、上記で説明したデータ転送量の1GB/日を一瞬で超えるわけですね。
このあたりの制限を土日でおもいっきりくらって、サーバー側からなんらかしらのペナルティを受けたけど、土日はサポート対象外だからレンサバに連絡がつかないのでどうにもならない、ルート権限ではないため conf 設定する事もできない、ホームページ担当者と連絡が取れない(取れてたら、トップページのみテキストで表示させるなどやり方はいくらかあったはず)という感じだったのではないでしょうか。
まとめ。
表示速度が遅いと使われなくなる、見なくなる、っという教訓からうちのサイト達は現在 nginx (リモートプロキシ)で動作しております。とにかく、サーバーが落ちて見れなくなったり、一時的な障害によりサービスが中断してしまうことが無いよう、信頼のおけるサーバー屋さんを利用しております。
今回発生したデザインフェスタの受付事故は、予め想定できたケースではないでしょうか。前回もアクセス過多で一時サーバーは落ちていたはずですし、そこから現状サーバーの限界も読み取れていたはずです。(サイトデザインによるトラフィックの増加もね)また、あきらかにアクセスが集中する事も予測できるわけですから、IP分散(ラウンドロビン)まではいかないにしろ、一時的にDNSを変更してクラウドサーバーなどのオートスケール(高負荷の場合にのみCPU・メモリを増設する)機能を利用するなどの試みは取れたはずです。
また、近年出展者が増えている事もあり、時間指定で先着受付というシステム自体も見直さないといけない時なのかもしれませんね。例えば抽選にして公平性を保つとか。
この事故で張り切って参加したいと考えていた作家さん達のテンションが落ちて、取りやめになってしまうことがあったら本当に残念です。来年の1月からは参加受付再開されるようなので、今回の事故からどのようにリニューアルされるのか期待しながら様子をみてみたいと思います。ちなみに36回の反省会を書いたけどぱくたそは出ないよ。('A')ノおしまい