船の科学館が37年目で休館!特別入園料(200円)となった最後の展示を観に行ってきました
ゆりかもめ沿線でお台場の次にある駅として有名な船の科学館が来月の9月30日で休館してしまうそうですな。
お隣にある日本未来科学館が事業仕分けになった影響もあったからでしょうか、自分が生まれる前に設立し約37年目にて休館とは寂しい気もしますね。
船の科学館 公式ホームページ(Museum of Maritime Science)
船の歴史がよくわかる展示場 船の科学館
船の科学では、世界の船舶(AOE RONやってた人はガレオン船とか懐かしいのが沢山出てきます)・タンカー・客船・戦艦・潜水艦・ボート・釣り船なんかが展示されており(模型や実寸のエンジンなど)・南極調査船(宗谷)・青函船(羊蹄丸)では実際の船の中に入り体感できる施設となっております。船舶が好きな人にとってはたまらないですね。('A')
ゆりかもめ沿線のお台場の次であり 国際展示場へ行くときの通過駅として意外と知られている駅であります。
来月 2011/9/30 に休館になってしまいました。
これだけ大きな施設の割には来場者が少ないのと、施設の維持には相当な費用が掛かっているのでしょうね。
本館と羊蹄丸の展示がなくなってしまうので、宗谷だけは残るのかな?一応、最終日まで通常料金から割引となってます。
700円が200円と、もう無料にしてもいいんじゃないの?っと思うくらい格安で入場できます。約6時間近く見て回りましたけど、これで200円なら安いくらいですわね っというのが感想です。
上野にある国立科学博物館なみにすごいわけではないけれど、あらゆる船舶が精巧に作られており興味深いテーマまで紹介しておりましたよ。
新橋から船の科学館まで
新橋ゆりかもめ乗り場から乗車します。それにしても乗車賃高いなぁ・・・ 片道370円です。
お台場ではお台場合衆国というフェアが開催されておりまして人がゴミのようでした。
もちろん、ゆりかもめ内も鬼のように混んるし ('A')
この人の流れが少しでも船の科学館へ向かえばきっと休館はなかったんだろうなっと。
それにしても、いい場所だよね。('A') お台場の駐車場は激混み
んで、船の科学館の駐車場はガラガラ・・・寂しくなりますわ ('A')
船の科学館の入口にあった案内板 いい感じに色あせて歴史を感じます。
今回の展示休止の案内旗が大々的に貼られております。
大人200円の子供100円という絶賛セール中。何だか最近色々な施設に行くけれど大抵1000円前後の入園料なので、ここまでの施設でこの価格だとほんと助かる感じだね。
家族で行くならいまのうちですよ。('A')
早速展示をみてみましょう
何だか懐かしい、、世界の船の模型が相当数展示されてます。ゲームで見たヴィクトリー号だ すげぇ。('A')
ただの展示だけでなく、きちんとした船の説明や解説もありましたね。対馬特攻船あるのかなぁーっと思ったけどなかった。('A')
近代の船の技術ってすごいのね。ただ浮いているだけではなく竜骨や基礎、特に日本の造船技術の素晴らしさがよく理解できます。
特にスクリューの部分とエンジンはものづくりとして携わっている箇所なので勉強になるわー。
三菱の大型船舶ディーゼル(原寸)。それにしてもほとんどがIHI(石川島播磨重工業)や三菱製が多かったね。
話題の原子力エンジンの解説も書かれてました。
とある超電導電磁推進船というのがあったのね。
フレミングスの法則で動く船とか胸熱ですな。('A')
あとは、深海コーナー、海洋エネルギー(油田掘削など)が紹介されてました。
全体的にちょっと古さが否めなかったですねぇ。個人的には好きだけども。
2Fではコンテナ船の展示、流通などが学べます。
どの模型も精巧にできすぎ。w
今回、船の科学館では、PAKUTASOの撮影者で協力していただいてます カメラマンのkarubi さんと一緒に来館したんですが、自分達以外にも一眼レフ持って撮影していた人が多かったです。('A') 穴場なのか、休館するからかかしらね。
戦艦大和は圧巻だったぁ。('A') 武蔵は無くて残念でした。
やっぱり戦艦コーナーが一番面白いよね。
他のコーナーでは、捕鯨用のモリが展示されてました(原寸)
これでクジラを捕えるわけね。
あとは江戸時代の迎船などが紹介されておりましたよ。ちなみにここまで相当数の船が展示されてますので、全部の詳細まで見て回ると半日かかるでしょう ('A')
南極調査船 宗谷 と 青森~函館を往復していた 羊蹄丸
実際に南極で活躍した船 宗谷 に乗船(展示)することができます。
船内はかなり狭く、南極で活動した軌跡や実際にあった南極の氷などが展示されております。
羊蹄丸 では、当時 青森~函館間で往路していた頃の日本を再現した展示がされております。
江戸東京たてもの館でこんな展示を沢山みてきたので、もっと船の歴史を観たかった感じかなぁ。宗谷の方がリアルで面白く、個人的にはもう一度乗ってもいいなぁと感じた展示でした。
というわけで、長々写真ばかりですみません。
来月9/30で休館となってしまう前にぜひ一度は足を運んでみてはいかがでしょうか ('A') おしまい。