CS-CART 購入価格ごとに手数料が変動する代金引換の設定方法についてまとめてみました。
ネットショップの決算方法の代表的な支払いは クレジットカード 銀行振り込み 代金引換取引 の3分類になります。クレジットカードについては、大手ネットショップ以外での利用が極端に低く(セキュリティの面や信用)導入するコストを考えると利にあっていない場合が多々なので、最も利用が多い代金引換の設定と手数料についてまとめてみました。
2011年2月23日更新しました。
支払い方法のアドオン(代引きアドオン)が無料になりました。
アドオン :: 支払方法拡張設定 - CS-Cartマーケット - CS-Cart本体、アドオン、デザインテンプレートなどの販売
2月25日手数料設定の導入記事を書きました。
CS-CART 支払い方法拡張アドオンが無料に!代引き設定など価格に応じた手数料を設定してみました。:susi-paku website
代引きと手数料について
ご存知の方もいらっしゃいるとは存じますが、一応復習も兼ねて記載してみます。
代引きとは 商品を発送する → 購入者は購入代金を運送会社に支払う というシステムです。初回取引など先払いの銀行振り込みより利用者が多い決算方法です。
ちなみに購入代金ごとに支払う手数料が異なります。
ヤマトフィナンシャル代引き手数料
ヤマト宅急便では上記のように 1万円未満は315円 1万円以上は420円という手数料が発生しているので、当然 CS-CARTで代引きを選択したユーザーから 相応な手数料を含んだ金額を請求しなくてはならなくなります。
CS-CARTでは代引き手数料が一律の価格しか設定できない(デフォルト)
という仕様になっています。どういう意味かというと
支払い手数料 315円 (10000円未満だからいいけど)
10000円超えても315円という請求になってしまうということです。
これは、支払い設定の画面にて 手数料という項目が購入金額ごとに条件されておらず、一律の設定しか変更することができないからです。
どうしよう。これじゃ代引きの設定ができない・・・
というわけで、何らかの方法で代引き設定を行う方法を模索してみました。
1. 公式のアドオン(有料)を買って解決する方法
2. 支払い方法に購入金額ごとの代引き手数料の項目を追加する方法
3. 送料の項目は価格ごとの設定ができるので、それを代引きで利用する方法
4. 代引きを【代引・荷造梱包費用】として 一律500円で請求する方法
5. キャンペーンを利用して設定する方法 できるけど邪道すぎるので掲載不可
がありますので、自分にあった解決方法で対応してみてください。
1. 公式のアドオン(有料)を買って解決する方法
2011年2月23日支払い方法のアドオン(代引きアドオン)が無料になりました。
アドオン :: 支払方法拡張設定 - CS-Cartマーケット - CS-Cart本体、アドオン、デザインテンプレートなどの販売
公式サイトにて購入代金ごとの決算手数料の設定ができるアドオンを販売してます。
アドオン :: 支払方法拡張設定 - CS-Cartマーケット - CS-Cart本体、アドオン、デザインテンプレートなどの販売
一般設定 → アドオン → 支払方法拡張設定 の「編集」リンク をクリックすると、以下の項目をオン・オフできます。
・各支払方法の購入金額下限を設定 : 購入金額が設定値を下回った場合は支払方法を選択不可にします。
・各支払方法の購入金額上限を設定 : 購入金額が設定値を上回った場合は支払方法を選択不可にします。
・購入金額に応じた手数料の設定 : 購入金額に応じて異なる手数料を設定します。
上記のような、かゆいところに手が届くアドオンになっております。
費用は9800円になります。サーバープランの方は無料にて利用できるそうなので、アドオン使っている人いたらSSください。('A') 代引き以外でも価格ごとの手数料設定ができるので、キャンペーンでできなかった操作など 違った使い方もできるかもしれませんね。
2. 支払い方法に購入金額ごとの代引き手数料の項目を追加する方法
ここから解説する使い方は邪道ですので、あまり参考にしないでくださいね。
一般設定 → 支払方法 にて、代引きの手数料項目を追加してみます。
こんな感じで代引き手数料を選択できるので、購入者側で手数料を選択する方法です。誤チェックの可能性が非常に高いのと、自分がいくら購入しているのかチェックするのに別ウィンドウを開かなくちゃいけないので、実用性はゼロです。w
3. 送料の項目は価格ごとの設定ができるので、それを代引きで利用する方法
これは一律送料の場合、もしかしたらできる設定方法です。
送料は価格ごとに設定することが出来る為 (下記参照)
CS-CART 全国一律送料の設定方法と価格に応じて配送無料にする設定方法:susi-paku website
それを代引き手数料として設定する方法です。
送料で、上記のように価格ごとの手数料を設定します。
これだけでは送料が計算されないので、支払い方法の項目で
送料の分(今回は全国一律1000円)を設定します。
こうすることにより
ご注文手続きには上記のように表示されます。
代引き手数料の項目が420円と変化しましたね。
デメリットとしては、手数料(本来なら送料が1000円) 送料の部分(本来なら代引き手数料)が逆に表示されてしまう点ですね。
しかし、気にしなければ 意外と利用できそうですね。
4. 代引きを【代引・荷造梱包費用】として 一律500円で請求する方法
これが一番実用性ある方法です。ほぼあきらめて、代引き手数料という名称を変えて請求する。
機械商社など、通常送料の別に荷造梱包費用などが別途発生していることから代引・荷造梱包費用の手数料として一律で500円にする方法です。
確かに、梱包する手間や梱包費用などにはコストが発生しますから、名称を変えて請求するというのはいかがでしょうか。
デメリットとしては、一律費用にする分、請求する金額を超過する手数料の場合、差額が管理者側で負担になるという点です。(そこまでの購入金額になれば利益でカバーできるでしょうが・・・)
っとCS-CARTについての代引き設定でございました。
是非、参考にしていただければ幸いです。('A')