【体験談】交通事故で死にかけて入院した時の不思議な出来事。
今年もやってまいりました!お盆前恒例の実際にあった怖いお話、、本編に入る前に以前書いた記事をどうぞ。
・2011年に書いたエントリ
「たぶん、それが無かったら死んでいた話」
・2012年に書いたエントリ
「【実際にあった話】新居で心霊スポットの肝試し動画を見てから起きた出来事。」
思い返すだけで鳥肌もんです。怖いです。('A')、さて、今回は青春時代を松葉杖で生活していた、人生の中で最もつらい時期の実際にあった不思議体験をご紹介します。
交通事故そして入院。
新卒で入社して1年が過ぎた頃ですね。今から随分と前の話です。
当時、昼は会社員として現場で働き、夜は別のIT系企業でマネージャー的な仕事をこなしておりました。今じゃ考えられないけれども、毎日数時間睡眠でもフルパワーな感じです。
そんなある日、年末の仕事納めも終わって、夜の仕事へ行く途中でした。
原付バイクで千代田区某所交差点を走行中に、埼玉から親の車を借りて遊びに来た19歳の少年が運転する車に突っ込まれてしまいます。(信号無視)時速80km超過(ブレーキ痕なし)で衝突しまして、右足大腿骨(ふとももの骨)の複雑骨折(折れて、裂けて、飛び出る)他、縫い傷複数個所、肺血栓など、俗にいう重症という状態で病院に搬送されました。
(ブラックジャックによろしく 著作者名: 佐藤秀峰 サイト名: 漫画 on web URL: http://mangaonweb.com/)
状態は極めて危なく、大腿骨骨折に伴う肺血栓が深刻で体にフィルターを取り付けるなどの緊急手術を何度か行ったという感じです。(ちなみに当時、この肺血栓の手術が行える病院は全国で数か所しかなく、この病院に運び込まれていなかったら、どうなっていたかわからないと言われましたね。運が良かったです。)
相当な痛みで毎晩眠れなったのは今でも覚えていますが、もう痛みとかそういうのよりも、「仕事やべぇ」っと考えてしまう状態の方がヤバかった気もします。
事故から10日頃、
足はワイヤーで固定され、酸素マスクに点滴、まぁ、よくある重症患者さんのご様子です。
赤信号で突っ込まれたので、過失割合的には10:0ですけども、見舞いに来る人からの「だからバイクは危ない」という言葉はつらかったですね。(こういう記事も書いてます。【命を大切に】原付バイク危なすぎ!知人が亡くなってから1年・・・警告を兼ねて書いてみた。)
それから、肺血栓も落ち着いてICU(集中治療室)から一般病棟に移動となり、ようやく大腿骨にチタン棒を入れる手術となります。
当時の写真が残ってなかったので参考にすると こんな感じ です。人間の体で一番太い骨って大腿骨なんですね、その骨がぐちゃぐちゃで、かろうじてつながっているとイメージしてください。(ふともも部分に骨がなくなったという感じ)このチタン棒を入れて大腿骨が繋がるまで地獄のリハビリをするわけです。
チタン棒の手術後、
足にチタン棒が入ったので、固定するワイヤーが外され大層なギブスが巻かれます。
これから、長期間かけて稼働領域を広げるリハビリやらが始まるのですが、術後すぐなので車いすはもちろん、松葉杖はまだありません。寝たきり状態、ただただ激痛の毎日です。そんな寝たきりのある日の夜です、気付いたらこんなことが起きました。
「すしぱくさん!すしぱくさん・・・しっかりしてください。」
っという言葉で目が覚めます。目の前には看護師がすごい形相で慌てふためているじゃないですか。
まぁ、何事なのかと思って周りを見回したら見たことのない風景なんですよね。
「ん、、ここどこだ?」
入院してからいつも見る天井がそこにはなくて、消灯された真っ暗な通路に緑の非常灯が不気味な感じ。
・・・・
そして、看護師から告げられる言葉
「ここまで歩いていたのを覚えていないんですか?」
っと、、
そんな事を告げられてパニック、、
意味がわからないのです。術後まったく歩いたことがないし、立ち上がることもむしろ寝返りさえ打つのがやっとなのに、病室を出て歩行とか無理なんです。誰かに担がれなければここまで移動することは不可能でしょう。しかも180cmの大男を誰が運ぶのかと・・・。
んで、駆けつける医師から「入院が嫌で心と体のバランスが取れず、逃げ出したい気持ちが強くなり、このような行動に出てしまった」とかなんとか言われ後日精神科となります。ちなみにこの日は完全監視下の元一睡もできず一夜を過ごします。
・・・あまりの痛さに眠れず睡眠薬を飲んでいたからおかしくなっちまったのかなとも
それからの事。
精神科医と面接(?)。一時的なPTSDが原因と診断されまして、精神安定剤などを処方してもらいました。生まれて初めて、こういった精神的な病気になりました。ポジティブなんですがね。翌日、親族からの強い要望で病室が変更となってからはこのような事は起きませんでした。
んで、しばらくして車いすで色々探索するようになりまして、自分が倒れた場所など看護師の方に聞くと、「非常階段の方へ向かって歩いている人がいて、それがすしぱくさんだった」っという事らしいんです。ビックリされたでしょうね。足はひきづっていたものの普通に二足歩行していたらしく、驚いて声をかけたら倒れこんだと。
憑依でもされていたのか、まるでバイオのゾンビだね。
足を骨折したことがある人ならわかると思いますが、松葉杖なくして階段なんて降りれるわけがないので、たぶん落ちたら死ぬんだろうな・・そっちのほうが寒気を感じます。
その後、若い看護師の方から、以前入院していた人が夜間いなくなってしまいしばらく戻らなかったという事があったらしい話を退院前に教えてもらいました。(因果関係は不明)
ちなみに入院したばかりの日に、交通課の方が面会で訪れた際にこんなことを言っていたのを思い出しました。
「君は運がいいとしか言えない。あの交差点で先週同じような事故でバイクの男性が亡くなっている。」搬送先はここの病院だったらしいのでよく覚えているとの事でした。
っとまぁ、このことを「【実際にあった話】新居で心霊スポットの肝試し動画を見てから起きた出来事。」で相談にのってもらった人に話したら、「人間は弱ると憑かれやすいから、あっちに呼ばれてしまったんだと思う。事故は守ってもらったんだね、でも次は無いよ」っと言われ鳥肌・・・お墓参りと先祖供養しといてよかった。
本当に不思議な体験でした。ヘ(゚д゚ヘ)おしまい。