モデルの撮影と重要なプレスリリースなど。「ちくしょう。転職だ!」写真素材をリリースするまで、-その3[完結]
「ちくしょう!転職だ。」シリーズ、ついに完結!
--- この3話は、約15分程度で読めます。
…っと、某ブログのように長くなってしまいましたが、やっと終わりです。疲れました。今回は写真撮影がメインなので少しは面白いかもしれません。前回、前々回を読んでいない人は下記をチェックしてから見ると楽しさ30%UPです。
[その1]
月間120万PVの個人サイトが企業とコラボした話。ちくしょう。転職だ!写真素材をリリースするまで、-その1|
[その2]
企画で重要な下準備の話。ちくしょう。転職だ!写真素材をリリースするまで、-その2
44種類の撮影!
かるたの種類は44枚...
それらを撮影する為に下準備が必要です。モデルの手配、スケジューリング、小道具、ロケハン、絵コンテ、機材の確認、カメアシの交渉、カメリハ、撮影順、など更に細かく決定してきます。
下記はその時に作ったシートです。びっしりよ。('A')
1シーンごとにモデルの配置を変えて数パターン撮影します。例えば、このシーンはOZPA氏のみと、大川さんとLala*ちゃんの2パターンとか。(撮影後のチェック時にどちらが適しているか確認する)
結果、撮影枚数は、44種類 × 30~80枚 で合計1500枚近く撮影していました。
鎖で繋がれているシーンだけでもこんだけ撮影してるのか(一部)
いざ、撮影。
撮影スタートです。(やっと・・)
アシスタントのそぷさん(写真右)登場!
ぱくたそのアシスタントは、機材のセッティングや補助(写真のチェックなど)がメインです。もちろんモデルの撮影で事務所担当者やクライアントが同行する場合は気配りも重要です。だから、誰にでもお願いする事はできません。たまにピリピリする現場もありますしね。『アシはレフ版持ってればいいんでしょ? 』的に考えている人は難しいかもね。そぷさんはそんな環境でも最高なパフォーマンスで仕事をさせてくれます。ちなみにプロカメラマンではなく、iSoopleを制作しているバリバリのコーダーさんです。
ちなみに、今回の企画はほとんどのシーンでライティングが変わる為、アシスタントがいないと死ねます。
撮った写真をいくつか。
まずはこちらから【え】エレガントな感じでお願いします [モデル:Lala]
金のジャラジャラで黒ギャルをイメージしたもの。セクシーですね。
こちらは採用されなかったやつです。エレガントな感じですが、強要している感じ が出てなかったのが理由。
ちなみに絵コンテ段階で酒井さんから提案あったポージングはこれ、('A') 浜崎あゆみ風だそうです。NGでした。
次はこちら、【ち】ちょっとだけ仮眠 → 朝(チュンチュン
採用されたのはこれ。
ブラインドから入る光、ソファーで寝落ちする感じが何ともリアルです。
僅差で採用されなかったのはこれ。構図にブラインドが無い分、朝の光(チュンチュン感)が伝わらなかった・・・
お次はパロっているやつを紹介します。【ぬ】ぬっ殺す、あのクラいつかぬっ殺す では、
このような写真になっています。後ろにボケてもOZPA氏だとわかるクラ(クライアント)が秀逸です。これの元ネタはデスノの名シーン
そう、
これ、ぬっ殺したくなりますよね。
他にも数パターンあります。
くそっ やられた
このような感情むき出しのシーンこそ、ぬっ殺す!ところだったのではないでしょうか。
さて、まだあります。【お】おれはデザイナーをやめるぞ、ジョジョーーーーッ! っとモロに名指ししてます。これは、役柄など関係ありません。
奇妙なポーズをする男性をやった、OZPA氏以外が演じてはいけないヤツです。
っつー感じで、Javaを勉強し始めそうなデザイナーさんを演じております。
ちなみに撮影した中で、個人的に一番好きな作品はこれ
【ひ】昼間はエンジンがかからない[モデル:大川竜弥 Lala OZPA] | すべて無料の写真素材(フリー)-PAKUTASO/ぱくたそ
OZPA氏が自宅から持ってきたスーファミのコントローラーでゲームしている大川さん。横には、闇金ウシジマクン、奴隷区、が置いてあるのもポイントです。
あともうひとつは、【せ】製版待たせてあるから、時間つくったから [モデル:大川竜弥 Lala OZPA]ですね。
85mm中望遠で担当者(ozpa氏)をボケさせ、「お前何とかしてこいよ」っと言われた、デザイナー(大川さん)の下っ端感が滲み出ている作品です。
このように、ワンシーンごと配置を変えて撮影していきました。
写真の選定・現像処理・画像加工
撮影の翌日。1500枚くらい撮った中から44枚を選択していきます。
シーンごとに区分けして、その中でベストな一枚を選びます。44枚絞れたら次は現像作業です。
一眼レフ初心者に伝えたい!RAWデータとJPEG画像の間違った使い分けをしていませんか?その理由|すしぱくの楽しければいいのです。
以前ブログで書いたような作業です。基本的にグレーカードから抽出して軽めのレタッチを施しtif(16ビット)で出力します。んで、Photoshop CC で読み込み、HDR加工、トリミングやノイズ処理をしていきます。
ざっくり比較するとこんな感じです。
・ちなみにレタッチし過ぎると「写真素材」では無くなってしまうので、このくらいにしてます。出来たらjpeg に書き出して終了です。
撮影終わった!これで終了?・・・いいえ、
通常の撮影業務だと、これで納品して終わり\(^o^)/ ですが、コラボレーションなのでここからが重要です。まず最初にやらなくちゃならないのがコラボページ作成です。公開したページはこれ、
コラボ情報:「ちくしょう。転職だ!」とクリエイターが叫びたくなる写真素材 | すべて無料(フリー)の写真素材-PAKUTASO/ぱくたそ
ぱくたそのテクニカルディレクターであるYuuさんに、js書いていただきHoverするタイミングでかるたの中身と「ちくしょう!転職だ。」の画像を表示するように作っていただきました。
ちなみに公開後は5日間連続リリースなので、
公開前のパネルも制作します。見ててワクワクする施策でおもてなしです。
トップページのスライドとバナー
撮影後に作らなくてはならないのがトップページにどーん!っと表示するスライドです。今まで作ってきたコラボはこんな感じ。
結構頑張っております。
今回作ったのはこれ。ナナメに配置されたWebデザインが流行っているので、それっぽく作ってみました。あと、ストーリー性を持たせたいと、右から無理強いする上司→ 誤植発見→ デザイナーに何とかしてよっと徹夜作業をさせ→ 左の結局寝落ち納期間に合わず。みたいな展開です。見てて違和感を感じないのって大事。
あとはサイドバーに今回のコラボレーション用のバナー 200×150 を作成します。
まだ、終わりません!次はプレスリリースの作成
写真の加工もコラボページの作成も完了したら、次はプレスリリースの作成です。面白い企画はニュースサイトに取り上げてもらえる可能性があります。ちなみに、以前GIGAZINEに取り上げられたのは、これ
・無料で1人きりのクリスマス「シングルベル」満喫中の男性写真がダウンロード&商用利用できる「PAKUTASO」 - GIGAZINE
・無料で現役女子高生×ツインテールの写真がダウンロードできる「原理主義的ツインテール2013」 - GIGAZINE
他にも取り上げてくれたメディア様も多く、プレスリリースはとっても重要です。
このようなシートを作り、特筆すべき内容、経緯、参照をPDFにまとめて、メディアサイトに連絡します。今回は企業の公認企画なので、それをどのように伝えればいいのか悩みました。
企画の公開、スタートダッシュ
プレスリリースを送ってはみましたが、取り上げてもらえなかった事を考えます。ぱくたそは月間100万PV超はあるので、それなりにコラボを見てくれる人はいるでしょう。とはいえ、リリース時に話題とならなければ古いネタと扱われてしまうので、スタートダッシュは重要です。
いつものコラボだと、僕のブログ、twitter 、公式facebookページにてPRするのですが、今回は公開のタイミングと同時にOZPA氏のブログでリリースを発表することにしました。
ぱくたそ初の「公認パロディ写真素材」がリリース!「ちくしょう。転職だ!」とクリエイターが叫びたくなる無料写真素材! | OZPAの表4
おかげさまで流入も多く、購読者数の多いブログは強いなーっと、改めて実感させていただきました。これで無事コラボレーションの公開までとなります。
おわりに、
お話いかがだったでしょうか。('A')ノ リリース後は、ニュースサイトに取り上げていただけませんでしたが、著名ブロガーの方々にツイートして頂いたり、すぐに素材を使っていただくなど、好評の末、無事に終了することができました。とはいえ、課題(反省点)は多かった...
次に生かせるように(戒め)プロジェクトの結果報告を作っています。KPIは達成したのか、なぜ取り上げられなかったのか、ネタの反応はどうだったのか、などなど
第三者を巻き込むプロジェクト(コラボレーション)は、本当に大変でかつ難しいです。しかし、個人でもここまでできます。ぜひとも、この3部作を読んでコラボしてくれる企業様を期待したいところですが、
最後にコラボレーションに関わってくれた皆さん本当にお疲れ様でした。開催するか迷っていた飲み会ですが、3月に開催します!ビール飲みまくりましょう。(飲み放題)
こんな運営のぱくたそですが、これからもよろしくお願いいたします。('A')ノおしまい。